第46回日本神経放射線学会開催にあたって
2017年2月17日(金)から19日(日)に、御茶ノ水のソラシティカンファレンスセンターにて第46回日本神経放射線学会を開催いたしますので、ご挨拶を申し上げます。
神経放射線は複雑な解剖や疾患の多様性、そして脳の重要性・特殊性などから、放射線診断のなかで最も早くsubspecialtyが確立した分野です。放射線科のみならず、脳神経外科、神経内科など神経系に関わりのある多くの専門家が関わるsubspecialtyとなっております。頭部は、新しいmodalityがまず行われる部位であり、CT, MRIの臨床応用も神経放射線分野で始まりました。撮影・撮像法などの進歩もまずこの領域から始まります。脳の複雑な解剖と機能に新たな技術を応用できる最もエキサイティングな分野であり、今後もそう有り続けてほしいと思います。その気持ちを込めてテーマを、”Explore neuroradiology and boldly go where no one has gone before”とさせて頂きました。学会で神経放射線の最新知識に触れ、まだ誰もやっていない探索的な研究が進めば良いと思っております。
今回は神経放射線の裾野を広げるために多くの人に参加頂けるよう、都心の利便性の良い会場として、研究発表のみならず、教育講演やイメージインタープリテーションなども充実させるつもりです。
皆様と御茶ノ水ソラシティでお会いできることを楽しみにしております。
順天堂大学大学院医学研究科 放射線医学
青木茂樹